一人は皆のために、皆は一人のために「大一大万大吉」

石田三成が用いたと伝わるこのマーク。「大一大万大吉」(だいいち・だいまん・だいきち)と読み、その意味は「一人が万民のために、万民は一人のために尽くせば、天下の人々は幸福(吉)になれる」というもの。ラグビーの合言葉“One for all ,all for one.”(一人はみんなのために、みんな一人のために)にも通じるものがありますね。三成が理想としたのは、そんなチームワークを大切にした世の中だったと考えられます。
しかし、この印は、江戸時代前期の史料には見ることができません。一説によると関ヶ原の戦いで勝利し天下を治めた徳川家康が、敗者・石田三成を悪者として貶めるために情報を操作したのではないかと。
「歴史は勝者が作る」と言われますが、石田三成はまさに徳川幕府の歴史によって真実を貶められた武将だったのかもしれません。